絵手紙は線の練習から

絵手紙は線の練習から 絵手紙
絵手紙を始めるときに大切な線の練習方法とコツをわかりやすくご紹介します。

絵手紙は「特別な技術がないと描けない」と思われがちですが、実はすべての基本は にあります。
絵も文字も、線の組み合わせでできているので、まずは「いい線」を書く練習から始めましょう。

線の練習のやり方

  1. 線引き用の筆に墨をたっぷり含ませ、ティッシュで軽くスーッと押さえます。
  2. 練習用の半紙を使い、左から右、右から左へと横線を引いてみましょう。
  3. 上から下、下から上の縦線、さらに左回り・右回りの円も描いてみます。
絵手紙の線の練習。半紙に横線や縦線、円をゆっくりと引く様子。筆に墨を含ませてじりじりと描いている。
絵手紙は線の練習から。筆の動きをゆっくり意識して、横線・縦線・円を練習します。

ポイント:1ミリの線を1秒かけるイメージで、穂先を紙に食い込ませるようにゆっくりじりじりと動かすこと。
絵手紙では途中で墨をつけ足さず、最初のひと筆で絵も文字も一気に書き上げます。穂先の2〜3本から少しずつ墨が出てくる感覚を意識しましょう。


集中して線を引く

味のある線や文字には「集中力」が大切。
筆は鉛筆を持つようにではなく、上の方を軽く持つのがコツです。最初は書きづらいかもしれませんが、あえて不自由な持ち方にすることで「うまく描こう」という意識を外し、のびのびした線が生まれます。

線が震えてしまっても大丈夫。それが“”になり、絵手紙らしい表情になります。

赤いポピーの花を描いた絵手紙。味のある線と手書きの文字入り。
線が少し揺れても、味わいのある絵手紙になります。
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